エアロセンス(東京・北区)は9月5日、開発・販売する垂直離着陸型固定翼(VTOL)ドローン「エアロボウイング(AS-VT01)」が、国土交通省が運営する新技術情報提供システム「NETIS(ネティス)」に登録されたと発表した。
「NETIS」は、国土交通省が運営する新技術情報提供のデータベースシステム。公共事業の抱えている問題点を解決し、優れた技術を持つ企業をサポートし新技術開発を促進するために、新技術情報の共有と提供を行ている。
エアロセンスの「エアロボウイングは、国産機では初というVTOLドローン。2020年に発売した。最長距離が50km、最高速度は時速100kmでの高速飛行が可能。現在、山間部の点検や海域の巡視、河川沿いの調査飛行など、長距離・広範囲の飛行が必要な場所で利用されている。
国交省では今回、こうした特徴を新規有効技術として認め、NETISに登録にした。エアロセンスでは、NETIS登録で、公共事業などで登録された技術を提案し、実際に工事などで活用された場合、活用の効果に応じて工事成績評定での加点の対象となることから、今後国内でエアロボウイングの普及や活用促進を見込んでいる。