エアロネクスト(東京・渋谷区)は11月2日、子会社のネクストデリバリー(山梨・小菅村)と、島根県松江市でトラック共同配送とドローン配送を組み合わせる地域物流モデルの実証実験を実施したと発表した。市の文書や調理済み食事、軽貨物をドローンで配送し、物流品質や現場での作業、利用者の受容性、事業性などを検証した。

実証は松江市モーダルシフト協議会の取り組みとして、10月19~21日、26~28日に実施した。第1期では松江市役所本庁付近から玉湯支所まで、往復約11kmをドローンで飛行し、2~5kg相当の市の文書を配送した。機体はACSLのマルチユースドローン「PF4」を使用した。

第2期では、モルツウェルの拠点から介護施設へ調理済み食事や事務用品、衛生用品などを配送した。近距離ルートは往復約5km、遠距離ルートは同約24kmで、最大積載量30kgのDJIの物流ドローン「FC30」を使用した。
ドローンはネクストデリバリーが遠隔運航を管理し、レベル3.5による自動遠隔運航を実施した。定時性や荷物の破損、食事の温度管理に加え、荷積みから荷下ろし、受け渡しまでの作業時間や利用者の受け取り手順などを検証した。
また、トラック共同配送とドローン配送を組み合わせた場合のドライバーの配送時間や稼働量を分析し、事業化に必要な収支条件も検証した。
松江市モーダルシフト協議会では今後、実証データを分析して運航効率や経済合理性を検証する計画。その後、参画企業や対象荷物、配送エリアを広げ、公的施設や既存物流網を活用した地域物流インフラの構築を目指す。








