日本海ラボ、プレンロボと富山・舟橋村でAIロボットの実証実験

AIロボット「Care Cube(ケアキューブ)」

日本海ガス絆ホールディングスグループの日本海ラボ(富山・富山市)は9月7日、AI(人工知能)を活用した製品を開発するスタートアップのPLEN Robotics(プレンロボティクス、大阪市)と、富山県舟橋村で、退勤や心の調子を確認できるAIロボット「Care Cube(ケアキューブ)」を設置する実証実験を共同で開始したと発表した。

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AIロボット設置の様子

実証実験では、舟橋村役場総務課の執務室と舟橋村立舟橋小学校の職員室の2か所に「Care Cube」を設置。顔認証技術を使った勤怠管理、音声認識技術を活用した心の調子を可視化するサービスを試験的に提供する。一定の期間で設置し、職場環境の把握・改善に役立てるデータ収集を支援すると同時にサービス向上に向けたヒアリングを実施する。

「Care Cube」は、出退勤管理と5秒間を話しかけると心の調子を可視化する機能を搭載するロボット。出退勤の登録はロボットに顔を見せ、短時間話しかけるだけで済む。同時に心の調子を可視化する。ロボットに触れずに操作が完了するため、効率的な労務管理ができるという。

PLEN Roboticsは、2017年7月に設立。ロボティクス、通信、人工知能技術を実用的なアシスタントサービスとIoTデバイス化を手掛ける。

一方、日本海ラボは、日本海ガス絆ホールディングス(HD)のコーポレートベンチャーキャピタル。エネルギー事業で培った基盤を生かし、オープンイノベーション推進した事業の創出と北陸地域の共創プラットフォームの構築を目指している。今回、日本海ガス絆HDが主催する事業創造プログラム「NGAS-Accelerator Program 2023」でPLEN Roboticsが採択されたことから共同実験を行うことにした。