ガウシー、佐川グローバルロジが立体型仕分けロボット採用、1年半の導入成果も公開

立体型仕分けロボット「Omni Sorter(オムニ・ソーター)」

Gaussy(ガウシー、東京・港区)は10月24日、倉庫ロボットサービス「Roboware(ロボウェア)で、立体型仕分けロボット「Omni Sorter(オムニ・ソーター)」を、佐川グローバルロジスティクスが3月に導入したと発表した。

「Omni Sorter」は中国HCロボティクスの立体型仕分けロボット。省スペースと自動高速仕分けが特長で、設置や移設の負荷が少なく貨物量に合わせて柔軟に拡張できるほか、アパレルや食品、EC(電子商取引)向けの雑貨や機械部品など、貨物の種類や形状に幅広く対応ができる。

佐川グローバルロジスティクスは、SGホールディングスグループで全国約100拠点で3PL事業を展開。「人とロボティクスの融合」をテーマに、物流課題の解決に向けロボティクスの導入を進めており、その一環で「Omni Sorter」を導入した。同社では導入後、仕分け作業の生産性向上に加え、前工程のピッキングや後工程の梱包作業にもロボットの効果が波及し、人員配置や作業工程の最適化につながったとしている。

佐川グローバルロジスティクスのインタビュー動画

今後は「顧客である中小規模のEC事業者に対して、『OmniSorter』を含めた物流ロボットを共同利用できるプラットフォームを強化し、大手EC事業者と同等レベルの物流品質を提供していきたい」(瀬山執行役員)としている。

今回、ガウシーでは、佐川グローバルロジが、1年以上に渡り仕分けロボットを運用した成果のインタビュー動画も公開した。