三菱地所・サイモン、御殿場アウトレットの巡回警備でパーソナルモビリティ試験導入

「UNI-ONE(ユニワン)」の活用イメージ

三菱地所・サイモンは11月2日、運営する御殿場プレミアム・アウトレット(静岡・御殿場市)に、本田技研工業(ホンダ)のハンズフリーパーソナルモビリティ「UNI-ONE(ユニワン)」を、11月10日から試験導入すると発表した。

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ハンズフリーパーソナルモビリティ「UNI-ONE」

「UNI-ONE」は、座ったまま体重移動するだけで移動が可能で、両手が自由に使える着座型パーソナルモビリティ。座面を上下させることができるため、立っている人に接する場合には座面を上昇、座っている人や子供と接する際には座面を下降させることで、人と目線を合わせて仕事をしたり、移動したりすることができる。

三菱地所・サイモンでは今回、御殿場プレミアム・アウトレットの巡回警備スタッフの負荷軽減による人材不足解消を目的に導入した。アウトレットは、東京ドームで約9個分の敷地の中にショッピングエリアを持ち、安心・安全で快適な施設運営のために、多くの施設管理スタッフが常に巡回警備を行っている。

一方で、巡回警備業務は歩く距離が長いため、体への負荷の大きさや年齢から来る不安を覚えるスタッフも多く、人材の確保が課題となっていた。同社は、この解決方法を模索する中で、「UNI-ONE」の活用可能性を感じて採用を決めた。

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巡回警備のイメージ

今回の試験導入では、敷地内を巡回する警備スタッフが「UNI-ONE」を使用し、疲労の軽減や、顧客とのコミュニケーションの活性化などを確かめる。また、「UNI-ONE」の設置場所や充電タイミング、セキュリティ確保の方法なども検証する。

今後は、将来的な顧客の利用可能性に加え、IoTやデジタル技術と組み合わせた活用などをホンダと協力して検討していく考え。