アバターイン、アバターロボの遠隔存在伝送技術で屋外検証を開始

羽田空港で屋外対応アバターロボットの稼働検証を実施

ANAホールディングス(HD)のスタートアップ企業であるavatarin(アバターイン)は6月15日、遠隔存在伝送技術「avatar core(アバターコア)」の屋外対応を目指し、屋外でのアバターロボットのデモンストレーションを開始すると発表した。

「アバターコア」は、アバター技術を活用し社会の課題解決に取り組むための技術。通信プロトコルや遠隔AI(人工知能)モジュールなどのハードとソフトを組み合わせている。

avatarinでは、現在の屋内対応アバターロボット「newme(ニューミー)」だけでなく、様々なロボットやモビリティに「アバターコア」を活用することを目指している。そのため、屋内だけでなく屋外でも「アバターコア」を搭載するアバターロボットの検証を開始することにした。

最初のデモンストレーションは、全日本空輸(ANA)が協力し、羽田空港の駐機場エリアで実施。本田技研工業(ホンダ)と共同開発した屋外対応アバターロボットのデモ機に「アバターコア」を搭載して稼働検証を行った。

同社では、この検証でアバターロボットの屋外での動作に必要な通信環境や操作性を確認できたことから、引き続き屋外での利用事例や様々なロボット、自動運転、ドローンなどのモビリティへの「アバターコア」の搭載に向け開発を進めるとしている。