エアロセンス(東京・北区)は11月9日、2周波GNSS受信機内蔵・後処理キネマティック測位対応ドローン「エアロボPPK」で、操作端末「Herelink HD Transmission」を採用した新型ドローン「エアロボPPK(AS-MC03-PPKHL)」の受注を開始したと発表した。
新型の「エアロボPPK」は、操作端末上に移植した自社開発のエアロボ専用フライト管理アプリケーション「エアロボステーション」で飛行計画を作成し全自動で飛行させることができる。通信性能の強化し操作の安定性向上も図った。
飛行中のカメラ映像を操作端末上で確認し、ジンバルを操作することで任意の角度から竣工写真の撮影もできる。空撮も可能なため、工事や建設現場などでの利用でも役立つという。
2周波GNSS受信機を搭載しており、算出した機体の位置情報と撮影時刻の情報を基に、飛行後にドローンで撮影した画像と統合処理ができる。一般的な写真測量に求められる対空標識の設置数を大幅に削減しながら精度の高い測位情報を取得することが可能。
また、同社の高速画像解析クラウドソフト「エアロボクラウド」と組み合わせることで、後処理キネマティック測位情報や撮影した画像の解析処理を自動で高速にことができる。
新型の「エアロボPPK」と「エアロボクラウド」を組み合わせて提供することで、測量士を始め、新たに写真測量を導入する人でも使いやすいソリューションとして提供する。