エイコン、アルプス、テックマジックと炒め調理ロボ活用のセルフ調理体験の実験

セルフ調理実証実験のイメージ

オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」を運営するeiicon(エイコン、東京・港区)は2月22日、山梨県のビジネス創出プログラムの事業化に向けた伴走支援プロジェクトで、飲食店やパーキングエリアなど運営するアルプスと調理ロボットと業務用ロボットを手掛けるテックマジックが炒め調理ロボットを活用した顧客のセルフ調理の実証実験を開始すると発表した。

実証は、山梨県庁内の「オープンカフェまるごとやまなし館」にTECHMAGICの炒め調理ロボット「I-Robo(アイロボ)」を設置。ロボットを使って、顧客自身がミールキットなどの具材を投入して調理するセルフ調理を行う内容。来店者が炒め調理ロボットで調理をする想定でセットアップを実施。ロボットで簡単に本格的な熱々のおいしい料理が作れる体験をしてもらう。

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炒め調理ロボット「I-Robo」

「I-Robo」は、調味、攪拌、加熱、調理後のフライパンの洗浄といった一連の動作を自動化できるロボット。炒飯や野菜炒めなど、熟練の職人のレシピを自動で再現する。自動調理では、メニューに応じて、加熱温度、加熱時間、鍋の回転スピード、回転方向を柔軟に調整できる。

3社は今後、実験の成果をもとに、サービスエリアやパーキングエリアの深夜利用などで、現場の人手不足解消と提供価値向上に向け、調理の自動化システムと顧客が自身で調理するセルフ運用システムの構築・事業化を進めていく考え。

エイコンは、山梨県の2023年度の「共創促進事業運営業務」を受託。山梨県と業務の核となるビジネス創出プログラム「STARTUP YAMANASHI OPEN INNOVATION PROGRAM 2023」を通じて、企画、設計、運用からPR戦略まで取り組んでいる。