ラピュタロボティクスは3月5日、TOTOが小倉物流センター(福岡・北九州市)に、AGF(無人搬送フォークリフト)「自動フォークリフト ラピュタAFL」を導入したと発表した。
TOTOでは、物流現場での労働力不足、環境負荷低減といった課題解決に向け、倉庫や物流の自動化の施策を検討。垂直搬送機から出荷場までの長距離搬送の自動化に着手した。
今回、その一環でラピュタの自動フォークリフトを導入。AGFで人材確保の課題解決に加え、作業スタッフの負荷軽減にもつなげる。また、ラピュタのロボティクスプラットフォーム(PF)やPFを利用したロボット群制御AI(人工知能)ソフトやLiDARセンサーなどの活用も見込む。
TOTOでは「従来の設備である垂直搬送機とのシステム連動や、2台の自動フォークリフトの相互連携を実現し、有人フォークリフトが行っていた作業を無人化した。これによって生産性の向上だけでなく、労働環境の改善や持続可能な物流現場の構築に貢献している。今後もラピュタロボティクスと共に、さらなる取り組みを進める」(物流本部 西日本物流部 小倉物流製品課の中村勝也氏)としている。