NTT都市開発は3月7日、大阪市中央区淡路町で開発を進めるサービスロボットやICT(情報通信技術)を導入した「アーバンネット御堂筋ビル」竣工したと発表した。グランドオープンは、6月中旬頃を予定する。
「アーバンネット御堂筋ビル」は、地上21階、地下2階、塔屋1階の高規格オフィスビル。大阪のビジネス集積地の淀屋橋から本町エリアの中間に位置し、メインストリートの御堂筋に面する。
ビルは「Well-being×ICTによる新しい働き方の発信地」をコンセプトに掲げ、健康・ウェルネスに焦点を当て、建物・街区の室内環境・サービスを評価する国際的な性能評価システム「WELL認証」の取得を予定。ビルで働く人のウェルビーイング(幸福度)と企業の健康経営をサポートする。また、共用スペースとICT活用を充実し入居企業の生産性向上も支援する。
低層部では、多目的ホール「アーバンネット御堂筋ホール」の開設やエントランスホールを設置するほか、店舗などを誘致。来街者を巻き込むイベントなどを実施し、交流・発信・賑わいの拠点とすることで、将来的に歩行者空間化し「車中心」から「人中心」にシフトする御堂筋エリアの活性化にも貢献するとしている。
サービスロボットの活用では、清掃と警備業務にロボットを導入。ロボットの活用でビル管理運営業務の効率化と品質向上を図る。11階ラウンジ内には愛玩用のロボットを置き、ビルで働く人へ安らぎの提供と、ワーカー同士の交流にもつなげる。
■アーバンネット御堂筋ビル
・所在地:大阪市中央区淡路町4-2-13
・敷地面積:約2770m2
・延床面積:約4万2425m2
・賃貸オフィス面積:約2万3244m2
・建物の高さ:100m
・規模:地上21階、地下2階、塔屋1階
・用途:事務所、店舗、集会場、駐車場(平置き41台、2段式46台)