ACSLは6月23日、同社の国産の小型空撮ドローン「SOTEN(蒼天)」が、KDDIスマートドローンの「4G LTEパッケージ」に8月から対応すると発表した。高速で大容量、低遅延が特長のLTEを活用することで、電波の届かない場所での飛行や、電波が途絶した際にLTEで安全な着陸ができるようにする。
「SOTEN」のLTE対応モデルを購入すれば利用できる。LTEに対応したことで、ドローンと地上局(GCS)間の直接通信が不要となった。一方で、インターネット経由で映像とテレメトリーの確認が行えるため、直接通信では電波の届かない場所での飛行が可能になった。
また、飛行中に電波途絶が発生した際に、LTEに切り替えることでドローンを安全に着陸させることができる。さらに.暗号化通信を使い、LTE回線を通じてセキュリティーを確保しドローンを飛行させることが可能になった。
KDDIスマートドローンが提供する「4G LTEパッケージ」は、モバイル通信、運航管理システム、クラウドなどのツールをまとめて提供するプラン。使いたいオプションを組み合わせて利用できる。