中国ロボットメーカーのオリオンスターロボティックスは4月26日、日本空港ビルデングnの異業種連携で取り組む羽田空港の課題解決プロジェクト「terminal.0 HANEDA」(ターミナル・ゼロ・ハネダ)」に参加すると発表した。
「terminal.0 HANEDA」は、羽田空港の様々な課題に対し、オープンイノベーションで研究開発を行っていく取り組み。羽田イノベーションシティに研究開発拠点を置く。オリオンスターは、AI(人工知能)ロボットを使った課題解決を取り組む。
具体的には、安全検査エリアの荷物の配送で、従来の確認作業や手作業による搬送の問題を解決するため、ロボットの活用方法を検討する。ロボットが運搬することで、安全検査の効率向上や、待ち時間の短縮につなげる。
また、ロボットに搭載したAI音声のQ&Aシステムを使って、人員誘導、問い合わせ、搭乗案内などにも取り組む。ロボットの通話や放送を通じて人流を効果的に管理し、空港の運営効率を向上させる。加えて、休憩エリアで、ロボットが旅客に食品、飲料、小物の配送サービスを提供することで、旅客サービスの充実も図る。
同社では、ロボット技術が空港の環境で、今後も重要な役割を果たすとみており、今回の研究開発の参加を通じて、羽田空港の課題解決のみならず、旅客に便利で効率的、楽しい旅行体験を提供するとしている。