クダン、カナダのアベステックが飛行ロボットに最新3DLidar SLAMを採用し販売

アベステックの飛行ロボット「SKYRON」(左)と接触ベースの測定ソリューション
アベステックの飛行ロボット「SKYRON」(左)と接触ベースの測定ソリューション

Kudan(クダン)は5月1日、カナダのアベステック・テクノロジーズ(ブリティッシュコロンビア州)が、飛行ロボット「SKYRON V.2」に、3DLidar SLAM(スラム)エンジン「KdLidar」を採用し、2024年第2四半期に販売を開始すると発表した。

「SLAM」は、ロボット自身が地図上にいる場所の推定する「自己位推定」と、周囲環境を把握する「環境地図作製」を同時に行う技術。ドローンなどで利用されている。クダンの「KdLidar」は、高精度な位置推定と高品質な点群データを生成することができるという。

アベステックの「SKYRON」は、超音波深度測定と外観検査が可能な先進技術を搭載した飛行ロボット。接触ベースの測定(超音波深度測定など)のために開発されており、検査要件を満たすことに加え、検査プロセスを完全にインテリジェント化するために、今回、KudanのSLAM「KdLidar」を採用した。

「KdLidar」を搭載した「SKYRON V.2」は、センシング中の様々なモーションモデルを管理することが可能で高品質な点群データを生成することが可能。そのため、様々な動的マッピング環境下で、解像度と精度が高いデータを出力できるとしている。