ブルーイノベーションは6月5日、九電ドローンサービス(福岡市)と、ドローンやロボットなどのIoT機器を活用した屋内インフラ施設点検の作業効率向上と点検サービス開発で、戦略的技術提携(MOU)を5月30日に締結したと発表した。
両社は、九電ドローンサービスの親会社の九州電力が抱えるダムや取水堰から水力発電所に水を導く設備の導水路(洞道)内の人による目視点検作業の効率化や安全対策に取り組む。
すでに、LEDライトと自律走行機能を備えた自動走行ロボットを屋内インフラ施設点検ソリューションの第一弾として共同で開発。暗所の導水路(洞道)内で実証実験を2023年12月から開始しており、2026年までの実用化と横展開を目指すとしている。
ブルーイノベーションと九電ドローンサービスでは、電力や水道、道路や橋梁などのインフラ施設の老朽化に伴う維持管理などのコスト縮減や、人命に関わる事故の未然防止が社会的な課題として重要視され、今後、屋内インフラ施設点検に対するニーズが拡大するとみており、MOUを通じて、屋内インフラ施設点検ソリューション開発。市場を開拓する。