すしロボットメーカーの鈴茂器工(東京・中野区)は7月9日、コンパクトサイズのシャリ玉ロボット「S-Cube(エスキューブ)」を7月23日に発売すると発表した。価格はオープン。
「S-Cube 」は、同社の既存製品よりも高さが約37%、重量は約46%を削減した軽量でコンパクトな設計を採用。
製造するシャリ玉は、口の中でほぐれる絶妙なクオリティーを担保した。部品交換なしで12~20gまで1グラム単位で大きさと固さの調整が可能で、1台でにぎりずしから軍艦巻き用、ランチとディナーでのシャリ玉サイズの変更ができる。
同社では、これからすしビジネスを始める人向けのエントリーモデルとして売り出す。ロボットは、さまざまな調理器具や食材が置かれるキッチンや厨房(ちゅうぼう)の中の小さなスペースでも設置が可能なため、これまですしロボットよりも、さらに幅広い業態の飲食店での利用を見込む。