空撮サービス、エヌデーデーとドローン点検飛行航路設計アプリ開発で提携

送電線やダムの点検向けドローンシステム開発の空撮サービス(東京・港区)は3月28日、独立系システムインテグレーターのエヌデーデー(東京・中野区)と、設備のLiDAR計測データをもとに、ドローンの飛行ルートを容易に設計や編集が可能なアプリケーション「3DWayPointEditer(3DWPE)」の開発で提携したと発表した。

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3DWPEのダム飛行ルート設計イメージ

共同開発する「3DWPE」は、自動飛行点検の飛行ルートを設計するアプリケーション。ダムや橋梁などをLiDAR搭載ドローンで3D測量と正確な飛行ルートの設計ができる。また、作成した飛行ルート上を非GPS飛行が可能なドローンシステムで精密に自動飛行することで解像度の高い画像を点検撮影が行える。空撮サービスがアプリ要件の仕様定義と顧客現場での機能検証、エヌデーデーがアプリの開発改良を担当する。

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3DWPEの橋梁飛行ルート設計イメージ

空撮サービスによると、老朽化の進んだダムや橋梁などのインフラ設備は、正確な図面もなく形状もまちまちで樹木などの障害物も多く、設備をドローンで自動飛行点検するには設備に沿って一定の離隔を保って飛行する正確な飛行ルート設計が不可欠という。しかし、現状の飛行ルート設計アプリケーションは、主に上空から見た地形形状をベースにしたものしかなく、橋梁の裏側に飛行ルートを設計できるアプリはなかったとしている。

そこで、ドローンで取得するインフラ設備の形状データを基に飛行ルートを設計編集できるアプリケーションを開発。これまでドローンを使った自動飛行点検ができなかったインフラ設備の点検効率の大幅な改善につなげる。アプリケーションは、2024年内にプロトタイプが完成する見込みで、顧客の希望に応じて実証テストなどの機会も設ける。