東武タワースカイツリーは8月19日、KDDIと、東京スカイツリーで案内誘導ロボットを活用した、団体客を案内誘導する実証実験を、8月19日~9月25日に実施すると発表した。案内誘導ロボットの活用は初という。
実証では、東京スカイツリーの1階にある団体フロアに、自律走行型で大型ディスプレーを搭載した案内ロボット1台を配置し、団体客の効率的な案内誘導が可能か検証する。
具体的には、ロボットが団体客を約80m先の目的地まで案内誘導する。スタッフが団体客にロボットが案内誘導する旨を説明し、その後、案内誘導を開始(画像①の位置)。音声案内でエレベーターを使い、4階に上がってもらうようにロボットが案内する(同②の位置)。案内終了後、ロボットは自動で指定の位置に戻る。
案内ロボットは、LGエレクトロニクスの「LG CLOi Guide Bot(エルジークロイガイドボット)」を使用する。日本語のほか、英語に対応しており、インバウンドの来場者にも案内誘導が可能。サイズは、横幅:51×奥行き:51×高さ:150㎝、重さは80㎏。走行速度は、毎秒0.1~1.0mで、最大9時間の連続使用ができる。
東京スカイツリーでは今後、実証実験の結果を踏まえ、省力化や省人化の効率的な業務態勢を構築する手法の1つとして、ロボット活用の検討を進める。