ニューグリーン、「アイガモロボ」がロボット大賞で「農林水産大臣賞」受賞

「農林水産大臣賞」の受賞の様
「農林水産大臣賞」の受賞の様

自動抑草ロボット開発のNEWGREEN(ニューグリーン、東京・小金井市)は9月19日、水田抑草ロボット「アイガモロボ」が、第11回のロボット大賞で「農林水産大臣賞」を受賞したと発表した。

「アイガモロボ」は、自動で走行する水田抑草ロボット。アイガモを使ったアイガモ農法(除草)に着想を得て開発された。農研機構との実証実験では、収量が1割増加し、除草工数が6割削減されたという。2023年には、井関農機を通じて限定500台を全国で発売し完売した。中国やベトナムでも実証実験を開始しており、2025年には改良を行った「安価版」を発売する予定で、今後10年間で数万台の販売を計画している。

今回、世界初の自動水田抑草ロボットを実用化した点や、2023年に限定500台を完売し、全国で導入実績がある点、世界から要望を受け、中国、ベトナム、フィリピン、カナダなどで実証実験を行っている点などが評価され受賞した。農林水産大臣賞は、ロボット大賞の全応募で農水省が行う政策上の観点から最も優秀と認めたロボットなどに贈られる。