ユナイテッド、水稲栽培用の自動抑草ロボット開発の有機米デザインに出資

ユナイテッドは11月28日、水稲栽培用の自動抑草ロボット「アイガモロボ」を開発する有機米デザイン(東京・小金井市)に、リード投資家として出資したと発表した。

有機米デザインは、ヤマガタデザインのグループ会社で、国内外で有機米市場の拡大に向け、水田の自動抑草ロボット「アイガモロボ」の開発と、有機米の生産支援、流通、販売の事業を展開する。

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「アイガモロボ」の仕組み

「アイガモロボ」は、田植え後の水田に浮かべるだけで自律走行し、スクリューの水流で水の濁りを生むことで太陽光を遮り光合成を防ぎ、巻き上げられた土を雑草種子が出芽できない、柔らかい土の層に埋没させることで雑草を抑制する。ソーラーパネルを搭載しており、完全無人で自律走行する。

ユナイテッドでは、日本国内で取り組み面積が最も広い稲作の領域が衰退しつつある中、同社が有機栽培の転換で利益率の最大化を支援し、日本の農業を魅力的なものにしていく取り組みに、自社のパーパス「意志の力を最大化し、社会の善進を加速する」との親和性を感じ、出資することを決めたという。

有機米デザインは今回調達した資金を事業加速と組織拡大に向けた経営体制強化を目的に事業・対応領域でコアメンバーの採用に活用する。ユナイテッドは今後も、有機米デザインの事業拡大と成長に向けた支援を行っていくとしている。