FUJI、加山興業がAI搭載の廃棄物選別ロボットをリサイクルプラント2カ所に導入

R-PLUS
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FUJI(フジ、愛知・知立市)は9月26日、廃棄物処理業の加山興業(名古屋市)が、AI(人工知能)を搭載した廃棄物選別ロボット「R-PLUS(アールプラス)」を、産業廃棄物中間処理施設に導入すると発表した。

「R-PLUS」は、ベルトコンベヤー上の廃棄物をAIが検出し、ピッキングハンドで人間と同等以上のピッキングスピードで選別します。既設のベルトコンベヤーの上に載せるだけで設置が可能。ベルトコンベヤーの傾斜角は0~20度まで対応する。クラウドを使ったリモート管理システムを採用しており、トラブルが発生した場合でもスピーディーに対応が可能。

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加山興業のリサイクルプラントでの「R-PLUS」の設置イメージ

加山興業では「千両リサイクルプラント」(愛知・豊川市)と「市田リサイクルプラント」(同)のラインに導入し、2025年2月から稼働を開始する。今回のロボット納入は、FUJIが、愛知県の「令和6年度愛知県循環型社会形成推進事業費補助金」の採択事業で実施する。同社では「R-PLUS」で、高精度・高効率な混合廃棄物の自動選別に取り組む。

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