ナイルワークス、農業用ドローンがBASFの栽培管理支援システムと連携

農業用ドローン「Nile-JZ Plus」
農業用ドローン「Nile-JZ Plus」

ナイルワークス(東京・千代田区)は5月14日、農業用ドローン「Nile-JZ Plus」が、BASFジャパンの栽培管理支援システム「xarvio FIELD MANAGER(ザルビオフィールドマネージャー)」とのシステム連携を開始すると発表した。連携を通じて、「Nile-JZ Plus」の可変散布を実現し、農業の作業効率や収量向上、農薬・肥料コストダウンにつなげる。

「ザルビオフィールドマネージャー」は、人工衛星画像とAI(人工知能)分析で、作物の生育状況や収量、病害や雑草のリスクなどを予測・数値化し、可変散布マップを作成することが可能。

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「ザルビオフィールドマネージャー」の可変散布マップ(左)と「NileStation」の可変散布の飛行経路

今回の連携では、「ザルビオフィールドマネージャー」の可変散布マップを、ナイルワークスのドローン「Nile-JZ Plus」の操作アプリ「NileStation」に取り込むことで、ドローンの飛行経路を自動生成し、必要な箇所に必要な量の農薬・肥料を自動飛行で散布できるようにする。

連携機能によって、作物の生育状況や予想収量に合わせて、適切なタイミングで部分ごとに最適化して散布が可能になるため、作業効率の向上や収量の向上につながるという。同時に、農薬や肥料の使用量の抑え、コスト削減と環境に配慮した農業を実現できるとしている。