リベラウェア、韓国政府機関がドローン「IBIS」を大規模ボイラー検査ツールに採用

リベラウェア(千葉市)は10月22日、韓国政府機関が、点検用の小型ドローン「IBIS(アイビス)」を、「ドローン活用検査導入プロジェクト」の大規模ボイラーの点検ツールで採用したと発表した。

「ドローン活用検査導入プロジェクト」は、大規模ボイラーを対象に、ドローンを使った安全で効率的な検査手法の確立を目的にしたプロジェクト。今回、リベラウェアは、「IBIS」を使したソリューションを提供する。

具体的には、大規模ボイラーを設置し、韓国政府機関から定期的な検査を受けている企業を対象に、ボイラー検査でドローンが撮影した映像を活用し、従来の足場設置や人力の点検でアクセスが難しい場所の検査を実施する。

検査では、3Dデータ処理技術と連携することで、腐食やクラックなどの異常箇所を正確に把握。同時に、点検業務のリスクやコスト削減と、安全性や作業効率の向上につなげる。検査対象となるボイラーは、その規模から運転中に発生する故障が重大な災害に発展する可能性があるため、定期的な点検が求められているという。

リベラウェアでは、今回のプロジェクトの参加を契機に、大規模な産業設備やプラント向けのドローン点検ソリューションを、さらに多くの国際市場で提供することを目指すとしている。