センシードロボティクスは12月9日、住友商事北海道と函館五稜郭病院(北海道・函館市)と、函館中央病院(同)で屋内配送ロボット「GAEMI(ゲミ)」の導入実証を、11月18日から開始したと発表した。
「GAEMI」は、アームを利用してエレベーターのボタンを操作することや、ICカードを使ってセキュリティーエリアへのアクセスが可能な屋内配送ロボット。そのため、ハードウエアの改修が不要で、異なる階への移動やセキュリティーが強化されたエリアへの荷物運搬ができる。
実証では函館中央病院が、1階から8階の薬配送業務、函館五稜郭病院では4階から3階の検体の搬送で活用する。
センシードロボティクスでは実証を通じて、実用性や利便性などを検証し、国内の病院やホテル、リゾート施設などへの導入を進める計画。