JIC、富良野スキー場にドローンの夜間捜索支援サービスを無償提供

ドローンの飛行訓練の様子

ドローンを使った夜間捜索支援サービス「NIGHT HAWKS(ナイトホークス)」を提供するJapan Innovation Challenge(ジャパン・イノベーション・チャレンジ、JIC、東京・港区)は2月20日、富良野スキー場(北海道・富良野)に、ドローン飛行訓練を含めたドローン捜索技術の指導と機材類の貸与を無償で実施したと発表した。

今回、2名の訓練教官を現地に派遣し、スキー場スタッフ4名に2月6日から合計で5日間のドローン技術の指導を行った。JICは、これまで「NIGHT HAWKS」のメンバーが駆付けしドローンで捜索活動を行ってきたが、冬季に運用していない自社の機材類をスキー場に無償で提供し、スキー場スタッフに活用してもらうことで、駆付ける時間を削減し、スピーディーな捜索活動が行えるようになると考え支援を決めた。

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技術指導の様子

富良野スキー場は、広大なコースとパウダースノーが海外旅行客からも人気となる一方、バックカントリー遭難が課題となっていた。北海道の冬季の遭難では、とにかく気温低下が著しく遭難者の体温を奪い、一刻も早い救助が望まれることから、同スキー場では、JICの支援を受けることにした。

JICは「NIGHT HAWKS」を、これまで協定を締結した自治体からの支援要請に基づき、自ら駆付けてドローンを使った夜間捜索支援を無償で行っていた。しかし、安全な夜間捜索を全国的に広げることを目的に、スキー場を始めとする民間への技術提供や公的機関でのドローン講習会の開催、ドローン運用のサポート、ホームページでの情報発信や夜間・目視外での捜索を安全に行うために重要なソフトの無償公開などの実施を行っている。

JICでは「冬の時期は現場への遠距離移動や現場での遭難支援活動を考慮すると、サービス提供が困難で、サービスが提供できなかった。今回の富良野スキー場に技術提供を機に全国のスキー場様へと広げていきたい」(上村龍文・代表理事)としている。