大和ライフネクスト、ロボットとセキュリティーシステム連携の実証実験に成功

実証実験で稼働する警備ロボット
実証実験で稼働する警備ロボット

大和ライフネクストは1月22日、Octa Robotics(オクタロボティクス、東京・文京区)、ALSOK(綜合警備保障)と、管理業務のロボットフレンドリー化を目的に、ロボットとセキュリティーシステムを連携する実証実験を、東京・赤坂の本社オフィス(港区)で実施したと発表した。

3社は、建物内のセキュリティーシステムが稼働中に、警備ロボットが、自らが通過するエリアで、センサーなどで異常を検知する機械警備のセキュリティーシステムのみを随時解除しながら、建物内の巡回警備を行う実証や、建物内のセキュリティーシステムが稼働する中で、警備ロボットがセキュリティーシステム解除を支援し、それを受けて、清掃ロボットが建物内の巡回清掃を行う実証を行った。

実証実験は、大和ライフネクストが、本社オフィス内での実証実験の遂行と、ソフト・ハードの導入時タスク検証、オクタロボティクスは、システム連携の管理サーバーの新規開発と設置、プロジェクト管理、ALSOは、警備システムのカスタマイズと設置を担当した。

実証実験の結果、ロボットが建物内のセキュリティーシステムを維持したままタスクを行うことに成功。夜間など無人の状態になる時間帯の清掃・警備などの業務で、人がセキュリティーシステムを解除する作業をすることなく、ロボットが単独で行えることを確かめた

大和ライフネクストでは今後、ロボット運用でのさまざまなセキュリティー強化や、複数ロボットを同時稼働するシステム開発をパートナー会社と進め、管理品質向上につながる建物管理サービスの開発と販売の取り組みを加速する方針。