
受託システム開発などのGEクリエイティブ(名古屋市)は3月18日、エレベーター経由で冷蔵庫や冷凍庫で運用可能な惣菜製造業向けドーリー台車けん引型AMR(自律移動ロボット)「YT-350F」と、パレット搬送用リフトアップ型AMR「YL-250F」を発表した。
「YT-350F」は、結露対策を施すとともに、AMR車体の上部にカメラを搭載し、自己位置推定の精度が高く誤認識に強い「Visual型SLAM」を採用することで誤動作を抑制した。
また、AGV(無人搬送車)とのハイブリッド仕様で高い停止位置精度を実現した。大径タイヤで、傾斜やエレベーターの隙間に対応。エレベーターや自動ドアなどの機器連携や、ドーリーの自動連結や切り離しが可能。機体はステーションでの自動充電する。

「YL-250F」は、「YT-350F」と同じく、結露対策を行い、「Visual型SLAM」搭載したAGVとのハイブリッド仕様で、大径タイヤとボギーアーム構造を採用しており、500kg/3度(リフトアップ時)までの搬送が可能。

ステーションでの自動充電に対応する。また、パレット搬送用のこたつ台車は、ステンレス部材は重く現場の大きな負担となることから、アルミ製で制作した。
GEクリエイティブによると、食品工場ではAMRが活用され始めているが、冷蔵庫での結露対策がされていないという。また、食品工場特有の、通路に半製品や製品がランダムに置かれる環境で、「2D LiDAR SLAM」を使用すると自己位置の誤認識などの難しさがあったといい、その課題解決で結露対策と「Visual型SLAM」を備えるAMR「YT-350F」を開発した。
一方で、惣菜・弁当工場で最も必要とされる、エレベーター経由で冷凍庫、冷蔵庫内への自動搬送はなく、食品工場は水洗い清掃を行うため、水はけ用スロープや段差もあり路面対策が必要なことから、結露対策実施、Visual型SLAM搭載に加え、大径タイヤとボギーアーム構造を採用した「YL-250F」を開発したとしている。