
慶應義塾大学病院(東京・新宿区)は6月4日、川崎重工業が開発した屋内配送サービスロボット「FORRO(フォーロ)」を利用した自動配送サービスの運用を4月1日から開始したと発表した。

慶應大学病院では、業務負担軽減や業務効率化の一環として、これまで医療従事者が行っていた医薬品や検体などの院内配送業務で「FORRO」2台を使ったサービスの検証を2月から実施した。

約2カ月の検証期間中で、「FORRO」は2棟にまたがる広域な病棟内を対象に、製造メーカーの異なる複数のエレベーターやセキュリティードアと連携しながら自律走行で医薬品や検体などの物品を目的地まで安全で確実に搬送できることを確認。医療従事者の負担軽減と業務効率化に有用と評価し、病院内での運用を開始することにした。
今後は川崎重工と病院内でのサービスロボットの活用方法を共同で検討し、医療従事者のさらなる負担軽減と業務効率化に取り組むとしている。
を目指していく。