UR、オークラ輸送機がパートナーシップ締結で「UR20」統合パレタイジングロボ販売

オークラ輸送機のパレタイジングロボットシステム「EasyPAL」
オークラ輸送機のパレタイジングロボットシステム「EasyPAL」

デンマークのユニバーサルロボット(UR)は6月4日、マテハンシステムの総合メーカーのオークラ輸送機(兵庫・加古川市)とパートナーシップ契約を締結したと発表した。

オークラは、パートナーシップの締結を受け、URの20kg可搬重量20kgの協働ロボット「UR20」を組み込んだパレタイジングロボットシステム「EasyPAL(イージーパル)」を開発。国内で販売を開始する。

「EasyPAL」は、ロボット本体の重量は64㎏と軽量でコンパクトながら、可搬重量が20㎏あるため、一般的な飲料ケース程度のハンドリングが行える。ロボットのリーチは1750㎜で、標準的なパレットのサイズをカバーする。アームの移動速度は軽量段ボールケースの場合で時間当たりで300~480個の処理能力を備える。

オークラでは、ロボット本体に周辺コンベヤなどをセットアップしたシステムを標準パッケージとして、手軽に導入が可能で省スペース、すぐに稼働ができるパレタイジングロボットとして販売する。

また、オークラ独自のオフラインティーチングソフト「OXPA-Qm」をベースにしたソフト「OXPA-QmC」をEasyPAL用に開発。「OXPA-QmC」のデータを基にロボットの動作確認や能力計算がシミュレーター上で行える。

URでは可搬重量が20㎏の「UR20」や30kgの「UR30」を2023年に開発し、日本国内の有望市場とみてパレタイズ分野に焦点を当て拡販する一方、自力でロボットシステムを構築するのではなくソリューションパッケージを求める潜在顧客層が一定数存在することが分かった。こうした背景から、システムインテグレーションや多様なワークに対応できるロボットハンド技術、アフターサービスなどで実績を持つ、オークラを、新たな販売パートナーで注目。

一方、オークラは、重量ワークの高速積み付けに適した100~350㎏の高可搬の産業用ロボットを使ったパレタイジングロボットが多くの工場や倉庫が採用しているが、人手不足を背景に軽量物のパレタイズを手軽に自動化したい需要が拡大。その対応でURのロボットを組み込んだパレタイジング用ロボットのラインナップ化を検討していた。こうした2社の思惑が一致し、今回のパートナーシップ契約の締結に至った。

今後、オークラでは、現状のパレタイジング用ロボットを高速・重量用、「EasyPAL」は軽量・省スペース用として明確な棲み分けを行い、2つのラインアップで6月から本格的な受注活動を開始するとしている。