
ラピュタロボティクスは9月4日、総武物流(千葉・野田市)が、自動フォークリフト(AGF)「ラピュタAFL」を中根製品倉庫(同)に8台を導入し、稼働を開始したと発表した。
総武物流は、「ラピュタAFL」を、1階と2階に4台ずつ配置。タスクの優先度制御やフロア間での効率的な稼働割り振りを実現し、倉庫内の高密度運用を可能にした。AGFはパレタイザーから平置き保管庫への格納や出庫、垂直搬送機との連携による荷役作業など、多様な業務を自動で遂行する。同社ではAGF導入で倉庫内の単純作業の自動化が進め、作業品質の均一化と従業員の負担軽減を図った。
物流業界では人手不足が深刻化する一方で、社会インフラとしての安定的な運営が求められている。総武物流は、この対策で早期から自動化導入に取り組んでおり、「ラピュタAFL」の導入は、経営環境の変化に対応しつつ、作業の効率化、標準化、品質の安定化を同時に実現するための取り組みの一環で行った。