ユーゴー、JR日暮里駅イベントスペースでAI警備ロボット「ugo Pro」の実証実験

ユーゴー、JR日暮里駅イベントスペースでAI警備ロボット「ugo Pro」の実証実験

ユーゴーは9月8日、JR東日本クロスステーションと連携し、JR日暮里駅構内のイベントスペースで、AI(人工知能)搭載の自律移動型警備ロボット「ugo Pro(ユーゴープロ)」を使った駅警備の実証実験を実施したと発表した。

実証は、駅構内のコンコース催事スペースで実施。多数の来訪者が行き交う環境下で警備ロボットの人検知の精度や稼働の安定性を確認した。

さらに、人を検知すると「いらっしゃいませ」とあいさつする機能を活用し、潜在的な犯行者に心理的なプレッシャーを与えることで万引抑止につながるかを検証する試みも検証。従来の「犯人を捕まえる」という警備ではなく、AIロボットを活用した、予防的な防犯アプローチの可能性を確かめた。

ユーゴーによると、小売店舗を中心に警備員の人材確保が難しい状況が続く一方で、万引被害は依然として深刻な課題になっているという。これを受け、同社ではAIとロボットを組み合わせた新しい防犯手法を検証することで、店舗スタッフの負担軽減と来店者の安心感の提供を両立する仕組みの構築を目指す。

今回の知見をもとに、ugoは催事やイベントでの万引警備、夜間の無人店舗警備、キャッシュレス店舗の防犯支援、ワンオペレーション店舗での店番補助など、多様なシーンでのロボット活用に取り組む。また、駅ナカを始めとする商業施設で、業務効率化と安全・安心を両立させる新たな防犯ソリューションを提供していく考え。