物流の自動化支援などを手掛けるINSOL-HIGH(インソルハイ、東京・千代田区)は12月24日、ヒューマノイドロボット向け統合プラットホーム「REAaL(リアル)」に、AMR(自律移動ロボット)との連携機能を新たに実装したと発表した。
同社は、ヒューマノイドロボットとAMRが協調し、移動・運搬・操作といった一連の業務フローを複数ロボットで自律的に遂行するデモを国際ロボット展2025で初公開した。展示では、メーカーごとに異なるロボット仕様を単一基盤でAMR連携する様子を披露した。

機能は、来春稼働予定の「フィジカルデータ生成センター」の中核技術に位置付ける。センターは、ヒューマノイドの高度化に不可欠な実世界データを国内で大規模に生成するコンソーシアム型拠点で、すでに複数の大手企業が参画を進めている。
今後は、関節構造や可動域、デバイス特性などロボットごとの仕様差を吸収する独自アダプテーション技術の実装を進める。また、学習したスキルを別機体に横展開を可能にして現場要件に応じてヒューマノイドと自動化ソリューションが柔軟に分担するマルチロボット実行基盤の実現を目指す。








