中国プードゥ・ロボ、「PuduBot2」が米デザイン賞のファイナリストに

室内配送ロボット「PuduBot2」

中国のロボットメーカー、Pudu Robotics(プードゥ・ロボティクス)の日本法人のPudu Robotics Japan(プードゥ・ロボティクス・ジャパン)は8月25日、室内配送ロボット「PuduBot2」が、米国のデザイン賞「インターナショナル・デザイン・エクセレンス賞(IDEA)2023」のファイナリストに選定されたと発表した。

「IDEA」は43年の歴史を持つ、名声と厳格さを持つ年次デザインコンテストの1つで世界的に著名な工業デザイン賞。毎年、世界中から約100以上の国々から数万件の作品がエントリーする一方、選定は厳しく、受賞率は10%未満とされている。

「PuduBot2」は、サービス効率の向上、コスト削減、ユーザー体験の向上をデザインコンセプトにする。初代製品の特徴的な形態を引き継ぎつつ、オープンなフレーム形状と多機能モジュール化の設計を採用し、レストラン、スーパーマーケット、工場などでの使用に対応する。24時間稼働モードと全方位センサーを配置することで、長時間安定動作を実現した。

また、ロボットのヘッド部には明確な方向指示灯を搭載し、ユーザーがロボットの走行状態や意図を直感的に理解することができる。かわいらしい表情や音声のインタラクションを備えており、ユーザーとの感情的なつながりを高め、親しみやすいインタラクション体験を提供する。

プードゥ・ロボティクスは、配膳ロボット、配送ロボット、Adディスプレイを搭載した配膳&案内ロボットを開発する中国のロボットメーカー。2016年に深センで設立した。日本ではガスト、しゃぶ葉、バーミヤン、サイゼリヤ、焼肉の和民、日高屋、和食さとう、シャトレーゼグループ、渋谷エクセルホテル東急や横浜保土ヶ谷眼科なとが導入している。

また、同社のロボットはドイツの「レッド・ドット・デザイン賞」の最優秀賞、「iFデザイン賞」、日本の「G-Mark賞」など、国際的な工業デザイン賞を受賞しているほか、中国の特許分野で「中国外観デザイン賞」の銀賞も受賞している。