プリファードロボティクス、JR東日本と鉄道インフラ維持管理ロボット開発

プロトタイプ機体の外観
プロトタイプ機体の外観

プリファードロボティクス(東京・千代田区)は5月8日、JR東日本と鉄道インフラの維持管理ロボットを開発中と発表した。ロボットは、線路上を自律走行し、搭載したカメラやLiDAR(ライダー)、GNSS(測位衛星システム)で取得した情報から、線路周辺の点検を遠隔で支援する。

開発中のロボットは、鉄道の線路上を自律走行し、走行中に取得した映像やデータを機体内に保存し、リアルタイムで係員に送信する。AI(人工知能)も活用し、線路周辺の支障物の検知を補助する。列車の運行に支障となる異常の有無は、事務所内など離れた場所にいる係員が最終的に判断する。

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実証実験での支障物の検知状況

プリファードロボティクスとJR東日本は2024年4月から開発に着手し、概念実証(POC)を2段階で実施。これまで八高線など、合計6線区で実証実験を行ってきた。

鉄道の維持管理業務は、これまで大雨や地震の発生時に係員が線路沿線を徒歩などで巡回し、路盤の崩壊や線路内への土砂流入など、列車の運行に支障を及ぼす事象が発生していないかを目視で確認してきた。こうした作業は二次被害のおそれがあるほか、近年は熊の出没増加による係員の安全確保も課題になっているという。

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ロボットとAIによるインフラ維持管理の将来イメージ

両社はロボットを活用し、現場に行かずに点検できる手法を確立することで、災害時や危険箇所での点検業務の安全性向上につなげる。今後は、実用化に向けた開発を継続し、在来線を中心にさまざまな路線で走行試験を計画している。