ロボットソリューションなどを手掛けるロボットバンク(東京・新宿区)は5月15日、中国のロボット会社、リムエックス・ダイナミクスが開発する次世代ロボットシリーズ「TRON(トロン)1」「TRON2」「Oli(オリ)」の国内展開を開始し、人型ロボット事業に本格参入すると発表した。
リムエックス・ダイナミクスは、中国・深セン市を拠点とするAI(人工知能)主導のロボット企業。フルサイズの汎用(はんよう)ヒューマノイドロボットやマルチモーダルロボットを開発する。
「TRON1」は、研究・教育向けのマルチモーダル二足歩行ロボット。3種類の足先モジュールに対応し、二足歩行制御や強化学習、AIロボティクス教育、センサー拡張、ロボットアーム連携などに活用できる。大学や高専、研究機関、企業の研究開発部門向けに展開する。
「TRON2」は、上半身のマニピュレーションと下半身の全地形移動を組み合わせたマルチフォーム具身ロボット。双腕作業や遠隔操作、VLA(ビジョン・ランゲージ・アクション)、不整地移動、段差乗り越えなどに対応し、製造、物流、点検、保守、危険区域での作業支援などでの利用を見込む。
「Oli」は、身長165cm、重量55kgのフルサイズ・ヒューマノイドロボット。複数センサーの融合やモジュール設計、複数のエンドエフェクター、外部インターフェースに対応する。工場内の点検、物流・倉庫での仕分けや搬送補助、商業施設での案内、展示会・イベントでの接客、教育・研究機関での人型ロボット研究などでの利用を想定している。
ロボットバンクは、清掃ロボットや配送ロボット、業務用サービスロボットの導入支援を手掛けてきた。今回、国内展開を通じて、ロボット本体、AIモデル、制御技術、アプリケーション開発、現場導入、保守運用をつなぐヒューマノイド・エコシステムの構築を進める。
今後は、国内外のロボットメーカーやAI企業、ソフトウエア開発会社、SIer、大学・研究機関などとの連携を進める。研究・教育分野に加え、製造、物流、商業施設、介護福祉、公共空間などでの実証実験と用途開発に取り組む。








