テムザック、収穫や耕起が可能な小型農業ロボット「雷鳥2号」開発

雷鳥2号

テムザック(京都市)は12月18日、収穫や耕起などが可能な多機能型の農業ロボット「雷鳥2号」を開発し、宮崎県延岡市の圃場で走行テストを二番穂の収穫を、12月15日に実施したと発表した。

「雷鳥2号」は、各種のアタッチメントを付け替えることで、「耕起」「収穫」などの作業を完全電動で行うことができる小型農業ロボット。バッテリーを使ったモーター駆動で走行し、4輪をそれぞれ動作させることで、前後・横移動、その場での旋廻といった動きが可能。将来的には完全自律走行と群れ化による省力化を目指している。

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雷鳥2号が二番穂を収穫する様子

今回のテストでは、2022年に締結した宮崎県延岡市、北浦農業公社との連携協定に基づいてテムザックが今年に稲作を行った圃場で、雷鳥2号に収穫用アタッチメントを搭載して走行と収穫作業を行った。圃場は9月に稲刈りを実施済みだったが、二番穂(再生イネ)が生育している状態だったため、二番穂の刈り取りの一部を実施。ロボットが収穫作業に活用できることを確認したという。

テムザックでは、来年の収穫で雷鳥2号を本格的に利用する予定。また、土を耕すロボットとしても活用する考え。