アグリスト、タカミヤと日鉄興和不動産から第三者割当増資で資金調達

アグリスト、タカミヤと日鉄興和不動産から第三者割当増資で資金調達

アグリストは7月1日、シリーズBラウンドで、仮設機材のタカミヤと、マンション分譲や物流施設事業を核とする総合デベロッパーの日鉄興和不動産を引受先とする第三者割当増資による資金調達を実施したと発表した。

調達した資金は、AI(人工知能)とロボットの研究開発、農業パッケージの全国展開の推進で使用する。具体的には、収穫ロボットの性能を向上させ、収穫の担い手不足を解決につなげるほか、自社技術を活用した農業パッケージを使った低リスクの農業参入支援、企業や自治体と連携し、AIとロボットを活用した農業を全国で展開を計画している。

タカミヤと日鉄興和不動産では今回の出資理由について「アグリストの持つロボットとAIの技術は、業界の技術革新のみならず、教育や福祉など、さまざまな業界との可能性を最大限に引き出す力がある。さらに、農業分野だけではなく、建設分野でも同社の技術の応用で業界に新たな風を吹かせることが可能であるとも考えている」(岡本裕之・タカミヤ上席執行役員)、「農業テック分野で、ロボット技術のみならず、公民連携による農地探索力とAIを活用した次世代スマート農業への着手など、多角的に取り組んでいるアグリストは良いパートナーになると考えた」(山下恒・日鉄興和不動産 企画本部イノベーション創出部長兼ライフデザイン総研室長)と説明している。