キビテク、みずほキャピタル、三菱UFJキャピタルなどから8.1億円の資金調達

自律ロボット遠隔支援サービスなどのロボットを開発するキビテク(東京・品川区)は3月27日、8.1億円の資金調達を実施したと発表した。

ICベンチャー・グロース・インベストメンツを筆頭に、スパイラル・キャピタル、ディープコア、FFGベンチャービジネスパートナーズ、三菱UFJキャピタル、ココナラスキルパートナーズ、新生企業投資、みずほキャピタル、未来創造キャピタル、シンク・アイホールディングスが第三者割当増資で出資した。同社は、これまで3回の資金調達行っており、累計の資金調達額は10億円超えとなった。

調達した資金は、エンジニアと営業担当の採用強化とラボスペースの確保で使用し、プロダクト開発体制の拡充を図る。また、共同研究や受託開発で培ってきたロボット技術をパッケージングし、ロボットの導入検討、立ち上げ、運用・保守を支援できる仕組みの構築でも活用し、顧客へのサービス提供を強化する。

キビテクは、東京大学の人型ロボット研究室JSK(情報システム工学研究室)出身者を主として2011年に創業した、知能ロボットの開発を行うスタートアップ。搬送ロボットを始め、アームロボットやモバイルマニピュレーターなどのロボットを活用した自動化に役立つシステム「HATSプラットフォーム」を提供する。

今後は、物流倉庫や工場、商業施設など向けに「HATSプラットフォーム」の機能を顧客が選択し提供することで安価でスピーディーにロボットを利用できるようにする。また、受託開発も拡大する。