キューボレックス、クローラロボット開発環境を台数限定販売

電動クローラー開発のCuboRex(キューボレックス、東京・葛飾区)は9月26日、企業や大学向けにクローラロボットの研究・開発用環境「クローラロボット開発プラットフォーム」を10月2日から台数限定で発売すると発表した。

「クローラロボット 開発プラットフォーム」は、ロボットの基礎部分となるハードウエアとクローラの制御プログラムを提供し、その上でソフトウエアを開発できる開発環境。「CuGo V3i クローラロボット 開発プラットフォーム」と「CuGo V4 クローラロボット開発プラットフォーム」の2つを用意する。価格は「CuGo V3i」が、24万2000円、「CuGo V4」は、39万6000円。

サービスを利用することで、ハードウエアとソフトウエアの開発コストを削減し、スピード感をもったロボット開発が可能。ハード面は、足回りの開発が不要となり、屋外ロボットの機能の開発、ソフト面では、モータ制御など基礎的な機能の開発が不要のため、プログラミングに集中できる。開発するクローラ方式のロボットは、段差や砂利など、さまざまな不整地での走行が可能。

キューボレックスでは、建設現場や橋梁の点検作業の効率化用クローラロボット開発、研究機関での新しいロボットの機能や動作の検証基盤、農業現場での果物収穫補助ロボット開発などでの利用を見込む。