エバーブルーテクノロジーズ(東京・調布市)は10月24日、無人自動除雪ドローン「除雪ドローン」のバージョン2を開発し、実装化に向けたテスト導入を開始したと発表した。
「除雪ドローン」は、スズキ製の電動モビリティベースユニットをベースに開発した。同社は、初号機の「バージョン1.0」で、既存の小型除雪機を遠隔操作ができるように改造し、自動操船ユニット「eb-NAVIGATOR」を搭載することで自動操縦化を図り、実証テストを続けてきた。
一方で、開発の発表後に「事業所の周りの敷地の雪をどうにかしたい」「会社の駐車場の雪を自動で除雪したい」といった要望が寄せられたことから、新たなニーズに対応する、さらにに広い敷地をパワフルに除雪できるドローンを検討。今回、スズキの電動モビリティベースユニットの機動性に着目し、除雪ドローンを開発した。
今後は、今冬からプロトタイプを使ったテスト導入を開始し、商品化に向け調整開発を進める。エバーブルーテクノロジーズでは、主に事業所の敷地内通路や大型除雪機が入れない商業施設、公共施設の敷地、駐車場などで利用を見込む。除雪ドローンを昼夜の常に稼働させることで、いつでも除雪されている状態を維持し、積雪や凍結を防止する利用を想定してしている。