ソラリス、ミミズ型ロボットがカルタのソフトと連携、配管内をデジタルツイン再現

生物や生体の機能を活用したロボット開発のソラリス(東京・板橋区)は7月16日、鉄道を中心にインフラのデジタル化を手掛けるCalTa(カルタ、東京・港区)と、ミミズ型管内走行ロボット「Sooha(ソーハ)」で撮影した映像データをデジタルツインソフト「TRANCITY(トランシティ)」で3D・点群データに生成するサービスを開始したと発表した。

「Sooha」は、ソラリスが開発する空気圧人工筋肉でミミズの移動様式を参考に、これまでの技術では困難とされた直径100mmなどの小口径配管内を自立走行できるロボット。ヘッド部にカメラを搭載しており、配管内部の動画を撮影できる。

一方、「TRANCITY」は、カルタが提供するデジタルツインソフト。スマートフォンやドローン、ロボットなどで撮影した動画データをアップロードするだけで、電子地図上に3D・点群データを自動生成し、時系列表示バーで管理が行える。

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連携の仕組み

今回のサービスでは、「Sooha」と「TRANCITY」の連携を最適化し、「Sooha」で撮影した配管内の動画をソフトで高品質な3D・点群データが生成して、配管内部をデジタルツイン空間に効果的に再現できるようにした。そのため、配管内部の損傷箇所の位置や長さの特定が可能で、設備管理の効率化に役立つとしている。