マンション大規模修繕工事のセラフ榎本(埼玉・川口市)は12月4日、壁面を走行し、高圧水を噴出することで漏水調査を行うロボット「壁面漏水調査ロボット」を開発したと発表した。
「壁面漏水調査ロボット」は、調査箇所にアクセスし、ターゲットに高圧水を噴出することで漏水箇所を調査するロボット。壁面を走行することで足場の仮設を不要にした。
セラフ榎本によると、従来の調査手法では、足場仮設の設置から調査、足場撤去まで2~3週間がかかるが、ロボットを利用することで早ければ1日で調査が可能になるという。また、調査範囲が限られる足場仮設での調査に比べ、壁面走行機能で広範囲を短期間で調査できるとしている。
同社では、ロボットの活用で壁面漏水調査のコストや時間、業務量の大幅な削減が可能としており、今後は段階的な壁面漏水調査の実施とロボットの改良を進める。