建ロボテック、大栄工機とトンネル覆工の鉄筋を自動結束するロボット開発

建ロボテックと大栄工機が開発したトンネル覆工の鉄筋を自動結束するロボット
建ロボテックと大栄工機が開発したトンネル覆工の鉄筋を自動結束するロボット

建設ロボットソリューションを手掛ける建ロボテック(香川・三木町)は3月24日、トンネル用機材などの大栄工機(滋賀・長浜市)と、トンネル覆工の鉄筋を自動で結束するロボットを共同開発したと発表した。

「トンネル覆工」は、トンネルの内部を覆うコンクリートで、岩の風化や部分的なはく落を抑え、内空断面形状を保持し供用性を確保する。一方で、トンネル覆工部分の鉄筋結束作業は、高所に加え、不安定な体勢での作業が続くため、作業者に大きな負担となっている。

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実験を開始した大栄工機の模擬トンネル

建ロボテックと大栄工機は、この課題解決で、建ロボテックの結束モジュールを大栄工機の専用アーチ型台車を走行し、鉄筋の交点を検知し自動で結束するロボットを開発した。ロボットは、人の配筋作業の後に自動で結束しながら追従し、作業分担を行う。そのため、危険な高所作業の削減と人とロボットの共同生産で生産性向上が見込めるという。2社は実用化に向け、大栄工機の模擬トンネルで実験を開始した。

今後は完全自動化するシステムを目指し、トンネル現場での実用化に向けた開発を鴻池組と共同で進める。完全自動化することで、無人の暗闇での稼働が可能になるため、深夜帯の結束作業も対応できるようになり工期短縮につながるとしている。