建ロボテック、鉄筋結束ロボのワイヤー交換で人介在率を抑えるシステム開発

協働型ロボット「鉄筋結束トモロボ」

建設現場向け省人化ロボットソリューションの建ロボテック(香川・三木町)は9月19日、鉄筋結束ロボットの稼働中に発生する電動工具のワイヤー交換回数を抑え、人介在率を下げる「大容量ワイヤー供給システム」を開発したと発表した。

「大容量ワイヤー供給システム」は、これまでよりも約7倍のカートリッジ容量をセットできるシステム。

建ロボテックは、市販の手持ち電動工具をセットするだけで、鉄筋工事の結束作業を自動化する協働型ロボット「鉄筋結束トモロボ」を提供する。

「鉄筋結束トモロボ」は、全自動稼働に成功した一方、結束電動工具のワイヤーカートリッジの交換で人の作業が発生し、稼働中は一定のタイミングで人の介在が必要になる問題を抱えていた。

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ロボットの稼働中に発生する電動工具のワイヤー交換回数を抑え、人介在率を下げる

そこで今回、交換で人の介在を最小限に抑えるためのシステムを開発した。システムは、実証実験で、人介在率が10%未満になることを確認した。全自動稼働で8時間の結束作業を行う場合あれば、4回のワイヤー交換で済むという。今後は、建設現場での実践的テスト提供を開始する。