
米HPと日本HPは5月15日、建設現場での複雑な墨出し作業を高精度に行うロボティックソリューション「HP SitePrint(エイチピー・サイトプリント)」の日本での販売を開始する発表した。
「HP SitePrint」は、建設現場での墨だし作業を自動化するエンドツーエンドのロボティックソリューション。建設現場の環境条件下で動作するように設計された、耐久性の高い自律型ロボット、印刷ジョブの送信と準備、フリート管理、使用状況の追跡を行うためのクラウドツール、リモートコントロールと設定用のアプリケーション、さまざまな表面、環境条件、耐久性要件に対応したインク製品で構成する。
HPが、手作業で行われていたチョークライン作業の生産性、類似プロジェクトで顧客が見積もった所要時間と必要なリソースといった、従来の墨だし作業と比較し、最大10倍の効率化を実現したという。
ソリューションは、北米、英国・アイルランド、ドイツ、オーストリア、スイス、ベネルクス、北欧、イベリア、オーストラリア、ニュージーランドのゼネコン、専門工事業者、地理空間情報サービス事業者が、500以上のプロジェクトで活用している。同社では、こうした実績を踏まえ、日本でも展開することにした。