土木事業などのコプロス(山口・下関市)は4月1日、子会社の清水組(同)が、ドローン関連のイシン(同)からドローン事業「D-WOLF(ディーウルフ)」を譲受したと発表した。建設現場での安全性強化と生産性向上に向け、測量や施工管理、点検業務でドローンの活用を強化する。国家資格取得に向けたスクール事業も継続する。
ドローンは、3つの領域で活用する。1つ目は、測量・地形把握で、上空から撮影した画像をもとに3Dデータを生成し、地形把握や土量計算を短時間で行う。2つ目は、施工管理で、空撮により施工状況を確認・記録し、人が現場に足を運ばずに状況把握できるようにする。3つ目は、安全点検で、高所や危険箇所の点検を無人化、省人化し、立ち入りリスクの低減や災害時の迅速な状況把握につなげる。
建設業界では、慢性的な人手不足や高齢化に加え、現場の安全確保や、施工の高度化に伴う精緻で迅速なデータ取得の重要性が高まっている。清水組はこれまでも、ドローン技術やレーザースキャナーを活用し、現場のデジタル化や業務効率化を進めてきた。今回の事業譲受で、こうした取り組みをさらに強化する。
「D-WOLF」は、空撮、農薬散布、高所点検、水中調査などのドローン業務受託に加え、西日本最大級という空中・水中ドローンショップや、屋内飛行練習場、水中ドローン専用練習場を備えたドローンスクールも展開する。スクールでは、空中ドローン、水中ドローンの操縦に必要な知識と技術を体系的に学べ、国土交通省管理団体の操縦士資格や日本水中ドローン協会の操縦士資格取得にも対応する。
コプロスは、ドローンやICT(情報通信技術)建機などの活用で人手不足の解消や工期短縮、生産性向上を図っており、今回の事業譲受を通じて、建設現場のデジタル活用をさらに広げる。








