リベラウェア(千葉市)は7月6日、空間情報サービスのパスコ(東京・目黒区)と、下水道管路を中心としたインフラ点検の高度化・効率化の共同実証で、6月10日に合意書を締結したと発表した。両社が持つ空間情報、GIS(地理情報システム)、画像処理、小型ドローンなどの技術やインフラ・点検の知見を組み合わせる。
実証では、空間情報と小型ドローン技術を核としたデータ統合基盤を活用する。下水道管路を中心とした狭く閉鎖された空間などで、人が立ち入らない「No Entry点検」の高度化・効率化を検証する。
小型ドローン「IBIS」シリーズで取得したデータに位置情報を付与し、GISと連携することで点検データを高度化する。取得データを活用したスクリーニング、状態把握、維持管理計画への活用手法も検証する。
役割分担として、パスコはGISプラットホームの提供、点検結果の統合管理、撮影データの位置情報付与やマッピング、自治体への提出形式の整備などを担う。点検仕様や評価基準、スクリーニング手法の整理、診断・補修計画など後工程へのデータ連携も検討する。
リベラウェアは、「IBIS」や後継機・派生機を含む小型ドローンで映像・画像データを取得する。狭あい空間点検の操縦技術や運用ノウハウを提供し、取得データのパスコGISへの配信や前処理、新機体・新センサーの開発、適用条件の技術検証も進める。
両社は今回の実証を通じ、ドローンを活用した点検手法の実用化と標準化に向けた知見を蓄積する。今後は下水道分野に加え、建築物、トンネル、橋梁(きょうりょう)、プラント設備、港湾施設など、狭あい・閉鎖空間を含むインフラ分野への展開にもする。







