ACSLは12月27日、台湾の台灣翔棋科技股份有限公司(シャンチーテクノロジー、XQTI)と、8月に結んだ台湾市場で製品販売の戦略的販売代理店パートナーシップの覚書(MOU)に基づき、XQTIと台湾地域での販売店契約を締結したと発表した。
ACSLは、台湾市場の販売拡大に向け、XQTI、セントラINT、スターク・テクノロジーと戦略的販売代理店パートナーシップのMOUを8月に締結。XQTIとは、現地での展示会出展や顧客へのデモンストレーションを進める一方で、産業用ドローンがインフラ点検、農作物の生育調査、災害時調査などで業務実装が可能という評価を得た。今回、こうした背景から、台湾市場での製品販売の将来性とXQTIが持つ幅広い顧客に期待し、販売店契約を締結することにした。
台湾では、ドローンの政府調達方針を1月に発表され、その中でセキュリティに対する懸念から中国製ドローンの政府調達が制限されている。同社では、こうした市場環境の中で「経済安全保障」「企業向け対応」「用途特化型」をキーワードに、ドローン販売で市場でのポジショニング形成が可能としている。