テラドローン、ユニフライが欧州の都市部や空港周辺でドローンなどの飛行実験

欧州のプロジェクトでドローンや空飛ぶクルマの飛行実験を実施

テラドローンは4月2日、運航管理システム(UTM)を手掛ける子会社のユニフライ(ベルギー)が、有人機の航空交通管理システムと、欧州のドローン実装規制の枠組みを含めた運航管理の概念「U-space(ユースペース)」の統合を目指すプロジェクト「CORUS-XUAM(コーラス・エックス・ユーエイエム」で、ドローンや空飛ぶクルマなどを飛行させる実証実験を実施したと発表した。

実証実験では、英国やフランスなど欧州の6つの都市で、ドローンなどの無人航空機システム(UAS)と、空飛ぶクルマを始めとする電動垂直離着陸機(eVTOL)の都市航空交通(UAM)を使用。旅客輸送や物流、緊急対応、監視といった目的を設定し、都市、郊外、都市間といった異なるシチュエーションで、有人機の航空交通管理システムとの統合運用を検証した。

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欧州各国で実施された実証実験のイメージ

具体的には、住宅などが密集する都市部や有人機の航空交通管理システムで制御された空域や空港近隣エリアを含むリスクが高いとされる環境下で、有人機オペレーションと並行して飛行実験を実施。全ての実験で、ユニフライのUTMが状況認識、運用認可の課題対応、UAMの拡張性を実現するソリューションで使用された。

例えば、ベルギーでの実験は、監視やインフラ設備の点検でドローンが日常的に使用する、2つの国際空港に隣接したアントワープ・ブルージュ港周辺の都市部で、UAMの安全運用ガイドライン策定に焦点を当て行った。

ユニフライでは、実験で得た結果から様々な関係者と議論を重ね、UAMのニーズや規制の進化、ほかの研究開発プロジェクトからのフィードバックを反映させることで、「U-space」の参照マニュアルで機能する運用計画書を更新。また、欧州の航空管制の近代化プログラム「SESAR」の共同事業体が、実験の成果を、ほかのプロジェクトでも活用し、研究と実験を行っているとしている。