リベラウェア(千葉市)は8月7日、愛媛県のトライアングルエヒメ推進事業の「デジタル実装加速化プロジェクト」に採択されたと発表した。これを受け、愛媛県内のインフラやプラント維持管理でドローンを活用したソリューションの実装に取り組む。
同社ではプロジェクトを通じて、開発した屋内点検ドローン「IBIS(アイビス)2」をはじめ、屋外ドローンや各種ロボットを活用した設備などの維持管理ソリューションを提供できる人材を育成する。
また、電力会社の発電所や他の製造工場で、ドローンなどを使った点検やデータ処理ソリューションの有効性を検証し、技術と事業開発を進める。さらに、愛媛県内の製造業の設備や自治体が管理するインフラ設備への実装を目指し、災害時にも対応できる体制を構築する。
具体的には、「ドローンとロボットを活用した点検サービス」「データ処理・解析サービス」「動画から3D点群を作成・管理できるデジタルツインソフトウエア『TRANCITY(トライシー)』」を企業や自治体に導入することを目指す。
トライアングルエヒメ推進事業の「デジタル実装加速化プロジェクト」は、愛媛県内のインフラやプラント維持管理DX(デジタルトランスフォーメーション)の実装を通じて、持続可能な社会の構築と、災害時に対応可能な体制を整え、地域の安全と安心を確保するための取り組み。
県内外の企業が持つデジタルソリューションと関連技術を県内の事業者や自治体に実装し、稼ぐ力の向上やデジタル人材の育成など地域課題の解決に挑戦することが事業目的で、実施期間は2024年7月9日~2025年3月31日までを予定する。