リベラウェア、デックなどがドローンで水道管点検の作業時間を3分の1削減

ドローンを使った水道管点検の様子
ドローンを使った水道管点検の様子

リベラウェア(千葉市)は8月27日、ライフライン設計や施工のデック(横浜市)、KDDIスマートドローンが、同社の小型ドローン「IBIS(アイビス)」を使った点検サービスを導入し、水道管内部の点検稼働時間の3分の1を短縮したと発表した。

デックが神奈川県内で実施した水道管の更新工事で「IBIS」を導入。新設管の溶接や塗装の仕上げを確認するために、従来は人が管の中に入って撮影していた溶接部分の写真をドローンで実施。その結果、点検稼働時間を大幅に削減した。作業はこれまで、直径で約80cmの管の中を人が腹ばいになって進み、撮影をしていた。

また、従来の人が管の中に入って必要な箇所の撮影と記録を行う場合には作業で約3日がかかっていたが、ドローンを使った撮影では、工事の対象区間を2日で記録し終えたため、工期も従来の3分の1に短縮できたという。

さらに、従来は溶接部のみを写真で記録していたが、「IBIS2」は連続した動画で全線を撮影できるため、溶接部だけでなく工場で塗装した、そのほかの部分ですべての損傷有無の確認と記録ができたとしている。